【初心者向き】DeFiを使うときに覚えておくべき基本用語16選

DeFi

2021/11/10、またまたビットコインが過去最高値を更新し仮想通貨関連の話題も多く見られるようになってきましたね。

ニューヨーク次期市長がビットコインで給与を受け取ると表明したり。
ニューヨーク次期市長、ビットコインで給与を受け取ると表明 – Bloomberg

また仮想通貨全体の市場は3兆ドル(約340兆円)を超えています。

仮想通貨に興味を持ち、国内取引所でビットコインを購入する人も増えてくるでしょう。

そんな中、仮想通貨で儲けたいけど短期トレードはなかなか難しいし、将来的な価値の向上を見込んで売りたくないという人もいると思います。

そういうわたしも仮想通貨投資を始めた頃から「売りたくないけど資金は増やしたい。とはいえどんどん投入する資金もない。」という状態でした。

そこでDeFiが選択肢になってくるわけですが、
これが理解するのも実際始めるのもなかなか難しいのが現状です。

難しい要因のひとつは言葉の意味がわからないからでしょう。

言葉がわからないと、そもそもリスクが理解できず予期せぬ損失が出たり、何かトラブルが起きてネットで調べてもよくわからない、うまくいかないといった状況になりますし、
基本を抑えていないと結果的にうまく投資判断ができず、投資パフォーマンスを上げられないといった状況になったりします。

なので今回は、DeFiを実際使うときに出てくる基本的な用語をまとめて解説したいと思います。

ただの用語集ということで「あまり面白くない」「読みたくない」という人もいるかもしれませんが、
最低限必要だと思われる用語を16個に厳選しているので、ぜひ読んでみてください!

この記事でわかること

  • DeFiの基本用語16個

【初心者向き】DeFiを使うときに覚えておくべき基本用語16選

ガス代


ガス代は手数料のことで、DeFiで資金を移したり預けたりと何をするにも必要になるサービス利用料です。

イーサリアムブロックチェーンではETHBinance Smart ChainではBNBがガス代として使用されます。

基本的に0.005BNBのようにコインの枚数で決められているので、コイン価格が高騰すると結果的にガス代も高くなります。

現在のイーサリアムネットワークのように利用者が増えて、処理が混み合うこともガス代高騰の要因のひとつです。

何か処理をするときは、
ethereumprice – Ethereum Gas Chartsなどで事前にガス代の安い時間帯を調べることをオススメします。

Binance(バイナンス)

BINANCEは取引高世界一を誇る仮想通貨取引所です。CoinMarketCapランキング

日本円決済には対応していませんが、
取扱コインの種類は388種類(2021年9月現在)と多く、
手数料は0.075%(BNB使用時)と安いです。

特徴としては

  • 取引高が世界一
  • 手数料が安い
  • スマホアプリ対応
  • 日本語に対応

こんな感じです。

DeFiの有名なプロジェクトがバイナンスの開発したBSCブロックチェーンで多く展開されていたり、
NFTの売上を日本円に換金する際にバイナンスを経由してガス代が節約できたり、
今後仮想通貨をDeFiで運用する場合には、BINANCE口座があった方が圧倒的に便利です。


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口座開設方法はこの記事を参照

【海外取引所が初めての人にオススメ】BINANCE口座開設方法
今後さらに仮想通貨取引が増え、DeFiでの資産運用が常識になってくると、取扱う仮想通貨が少なくDEXとの連携ができない国内取引所では不便です。今後に備え、初めて海外取引所を使う場合にオススメできる「BINANCE」の口座開設方法を紹介します。

APR


これはAnnual Percentage Rateの頭文字で、複利を考慮しない場合の年間収益率のことです。

預けた元金に対し年間でどれだけ利益が出るかをパーセントで表したものですね。

例えばAPR45.34%で100$分のCAKE-BNBを運用する場合、年間45.34$のCAKEがもらえるといった感じです。

APY

APRと混同されがちなAPYは、Annual Percentage Yieldの頭文字で、こちらは複利を考慮した場合の年間収益率です。

DEX


Decentralized Exchangeの略で、日本語で言うと分散型取引所

機能的にはCoincheckとかビットフライヤーなどの中央に管理者がいる中央集権型の取引所と同じで、仮想通貨をトレード(売買)できる管理者のいない取引所のことです。

この管理者がいないというのが、中央集権型でない、つまり分散型というわけですね。

AMM


Automated Market Makerの略自動化されたDEXのこと。

AMMは、一定量の仮想通貨のペアで構成されるプールを持っていて、
このプールにある仮想通貨を使って、交換したいユーザーが通貨を交換する仕組みです。

この交換はすべてスマートコントラクトに実装されたプログラムにより自動的に実行されます。

代表的なAMMとしては、
イーサリアムブロックチェーンではUniswapSushiswap
Binance Smart ChainではPancakeSwapBiswapというものがあります。

日々新しいAMMプロジェクトが開発、ローンチされています。

SWAP


仮想通貨と仮想通貨を交換することをSWAP(スワップ)といい、AMMによってはExchangeと記載されることもあります。

流動性


DEXで仮想通貨をSWAPする際には、SWAPする仮想通貨がDEX内に必要です。

例えばBNBをUSDCに交換したくても、DEXにUSDCがなければ交換できません。

この交換できない状態を「流動性がない」と言い、
逆に交換する仮想通貨が十分あって交換できる状態を「流動性がある」と言います。

ステーブルコイン


価格が法定通貨などと同じ価値になるように設計された仮想通貨のことです。

アメリカドルとのステーブルコインで代表的なものはUSDCUSDTBUSDDAIなどがあります。

アメリカドルと同じ価値を保つので、価格暴落の被害を受けない一方で、暴騰時の恩恵が受けられないというデメリットがあるということにになります。

LPトークン


LPはLiquidity Providerのことで、流動性を提供する際に預ける専用のトークンのことです。

このLPトークンの中身は流動性のペアとなる2つのコインで構成されていて、価値が1対1になるように保たれます。

例えばBNBとUSDCのプールに提供するLPトークンは、最初BNBとUSDCそれぞれ同じ価値のコインを使って作成し、
その後、常時同じ価値割合になるように保たれます。

イールドファーミング


イールドファーミングは、AMMに流動性を提供してその対価として利息を受け取ること。

具体的に言えば、
PancakeSwapのFarmにBNB-USDCのLPトークンを預けて、利息としてCAKEトークンを受け取るという、この流れのこと。

Staking(ステーキング)


あるプロジェクトのメインとなる仮想通貨を預ける(ステークする)ことでネットワークに貢献し、報酬を得る仕組みのこと。

プロジェクトのPoolに対してコインを預けて報酬をもらうことだと覚えておくといいと思います。

具体的に言えば、
PancakeSwapのSyrup PoolsにCAKEを預けてCAKEをもらうこと。

Harvest(Claimとも)


直訳するとHarvestが収穫Claimが請求

イールドファーミングやステーキングで付与された仮想通貨などの報酬を受け取るという意味。

HarvestもClaim同じような意味だと理解しておいて問題ありません。

Approve(アプルーヴ)


DeFiでは、SWAPしたりステーキングするあらゆる操作の中である仮想通貨を対して使うときにApproveというものを求められます。

これは、その仮想通貨を扱う権限をサイトなどに与えることを承認するということを意味しています。

例えばPancakeSwapでBNBとUSDCのLPトークンを作る場合、
PancakeSwapはもともとユーザーのウォレットに入っているBNBとUSDCを扱う権限を持っていないのでLPトークンを作ることができません。

そこでユーザーがApproveしてBNBとUSDCを扱う権限をPancakeSwapに与えることで、BNBとUSDCを使ってLPトークンを作ることができるというわけです。

【参考記事】

Revoke(承認取り消し)のやり方|DeFiでのリスク回避に必要なこと
DeFiでトークンをスワップしたりする際にDEXなどのコントラクトに与えるApprove(トークンを扱う権限の承認)。悪意のあるコントラクトにApproveしてしまうと資金を盗まれることも。この記事ではApproveを取り消すRevokeのやり方を解説します。

Impermanent Loss(インパーマネントロス)


これは日本語で言うと変動損失

流動性プールは通貨のペアで作ります。
流動性プールは通貨の取引に使われるため、それぞれの価値が均等でないと(バランスが取れていないと)取引できる量が少ない方に引っ張られて、流動性が確保できなくなります。

なので片方の通貨の価格が変動して下がった場合、バランスを保つためにもう片方の通貨を売却して、価値が下がった通貨を買い増しする仕組みになっているのです。

この調整のときプログラムでとても複雑な計算をするのですが、ペアとなる通貨をそのまま持っていた場合より資産価値が下がってしまうことがあります。

この損失を「IL(impermanent loss:変動損失)」と呼び、
最悪片方の通貨の価格が急激にゼロになると流動性プールの価値もなくなり、提供している分の価値もゼロになることがあります。

Lending(レンディング)


これは仮想通貨を借りることです。

レンディングのプラットフォームでは、仮想通貨を借りる前に、まず自分の持ってる仮想通貨を担保として預ける必要があります。

そしてその預けた仮想通貨の価値の一定割合、例えば30%とかの範囲内で別の仮想通貨を借りることができるという仕組み。

もちろん利息が必要なので「わざわざ借りてどうするの?」という疑問が湧きますよね。

これは、借りた利率よりも高い利回りで、他のイールドファーミングやステーキングプロジェクトで運用できる場合があるからです。

ただし担保となる仮想通貨が暴落した場合にロスカット(強制的に返済)される場合があるので、難易度は高く上級者向けの運用方法なのですが、うまくやれば収益を高めることができます。

まとめ

今回紹介した基本用語は基礎中の基礎なのでいろんなサイトでも紹介されています。

なのでこの記事を一度読んでよくわからなかったとしても、他のサイトなどでいくつか読んでみるとだんだん理解できるようになってくると思うので諦めずコツコツと学習することをオススメします。

とにかく基本用語を押さえてDeFiのはじめ方の記事を読み、DeFiを始めてみましょう。

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今後さらに仮想通貨取引が増え、DeFiでの資産運用が常識になってくると、取扱う仮想通貨が少なくDEXとの連携ができない国内取引所では不便です。今後に備え、初めて海外取引所を使う場合にオススメできる「BINANCE」の口座開設方法を紹介します。

実際始めてみて理解が深まることもよくあるので、まずは少額の余裕資金でやってみることをオススメします。

以上です。
参考になればうれしいです。

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