みなさん「MATIC」を持っていますか?
「MATIC」はイーサリアムのL2ソリューション「Polygon」のガス代に使われる基軸通貨で、送金やSwap、レンディングなどのDeFiプロトコルを使う際に必ず必要となるものです。
でも、
「国内の取引所ではMATICを販売していない。どうやって手に入れたらいいの?」
「MATICを持ってないとガス代が払えないので、DEXなどでMATICにスワップスワップ(SWAP)とは、仮想通貨(トークン)を交換する取引のこと。例えばETHを売って、同じ価値のUSDCを買うといった取引を行うことです。サービスによってはExchange(エクスチェンジ)と表示される場合があります。できない。」
という声をよく聞きます。
結構入手方法を知らない方が多いので、今回はこの「MATIC」をガス代かけずに手に入れる方法を分かりやすく解説します。
- MATICをガス代をかけずに手に入れる方法
【Polygon】MATICをガス代をかけずに手に入れる方法
MATICとは
冒頭でも言いましたが、「MATIC」はPolygonネットワークの基軸通貨。
PolygonはイーサリアムのL2ソリューションのひとつで、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決するために開発されました。
イーサリアムのセキュリティを確保しつつ、ガス代の高騰や処理の遅延といった課題を解決したブロックチェーンです。
Polygonでは2021年12月時点でネットワーク上で稼働する分散型アプリケーション(dApp)が7,000を超え、様々なDeFiプロトコルやNFTマーケットプレイスが展開されています。
2022/01/29時点でTVLTVL(Total Value Locked:トータル・バリュー・ロックド)とは、ブロックチェーン上のDeFi(分散型金融)プロトコルに預け入れられた暗号資産の価値の合計はなんと$4.69b(約5,405億7000万円)。
多くの資金が集まっていますね。それだけ多くのユーザーが利用しているということ。
また、基軸通貨である「MATIC」はPolygonの利用者増加などに伴い、2021年は価格が148.5倍に上昇し、注目が集まっています。
画像引用元:https://www.coingecko.com/en/coins/polygon
今後の価格上昇を狙って、投資のために「MATIC」を買う人もいます。
MATICの入手方法
では本題の入手方法について説明しましょう。
手順は3ステップ
- ステップ1 Polygonネットワークに接続する
- ステップ2 原資となる仮想通貨を用意する
- ステップ3 仮想通貨をMATICに交換する
ステップ1 Polygonネットワークに接続する
まずはMetaMaskをPolygonネットワークに接続します。
MetaMaskでネットワークの追加を選び、下記内容を入力して保存。
ネットワーク名 | Polygon mainnet |
新規RPC URL | https://polygon-rpc.com/ |
チェーンID | 137 |
通貨記号(任意) | MATIC |
ブロックエクスプローラーのURL(任意) | https://polygonscan.com/ |
詳しくはこちらの記事で↓

ステップ2 原資となる仮想通貨を用意する
次にMATICに交換する仮想通貨を用意しなければなりません。
一般的には以下の流れで入手します。
- 国内取引所でETHを購入
- ETHをMetaMaskに送金(イーサリアムネットワーク)
- PolygonブリッジでイーサリアムネットワークからPolygonネットワークに送金
国内取引所選びは以下の記事を参考に↓

ただこのやり方だとPolygonブリッジの際に数千円〜1万円を超える手数料(ガス代)がかかります。
手数料を節約するためにPolygonを使うのに、高いガス代を払うのは本末転倒ですよね。
そこで、
今回はガス代をかけずに原資を用意する方法を紹介します。
やり方は下記のとおり
- 銀行に日本円を入れる
- 銀行振込でJPYCを購入する(受け取りはPolygonネットワーク)
このやり方で必要なのは銀行振込手数料のみ。高くても数百円です。
月○回まで手数料が無料になるネット銀行を利用するといいでしょう。
オススメのネット銀行や、JPYCとは何か、JPYCの購入方法についてはこちらで解説しているので、記事を読んでJPYCを買ってみましょう↓

ステップ3 仮想通貨をMATICに交換する
MetaMaskにJPYCが用意できたらMATICを入手します。
①まずは公式のPolygonウォレットにアクセスして
②Polygonウォレットを選択するとMetaMaskの接続画面が出るので接続します。
③画面左のメニューからSwap for gas tokenをクリックして
④Swap for Gas Token画面で交換するMATICの額とSwap元のトークンを選びます。
(このSwap for Gas Tokenはガス代無料で実行できます。)
今回は1 MATIC、JPYCを選択
⑤最初はJPYCを取り扱う権限をPolygonウォレットに与える「Approve」が必要です。Approveをクリック
「Approveってなに?」という人はこちらを読んでください↓

⑥MetaMaskで承認するとSwapボタンが有効になるのでSwapを押します。
MetaMaskで承認して少し待てば完了です。
MATICが手に入りました。
まとめ
いかがでしたか?
安いガス代と早い処理速度で注目されているPolygonの基軸通貨「MATIC」をガス代をかけずに入手する方法を紹介しました。
まとめます。
MetaMaskの基本的な設定なので覚えておきましょう。
通常のイーサリアムルートよりもお得なJPYCルートを紹介しました。
JPYCは、PolygonでNFTを販売した収益を換金する場合にも使える優れもの。
個人的にとても期待しているトークンです。
ぜひ触ってみてください。
Polygonでは公式にガス代をかけずにMATICに交換できるサービスを用意してくれていましたね。
積極的に活用しましょう。
以上です。
この記事を読んで、少しでも多くの人がDeFiを身近に感じてくれるとうれしいです。