【画期的】マルチチェーンアグリゲーター『Rango Exchange』の使い方

DeFi

今回はDeFiの話です。

現在DeFi上には多くのブロックチェーン、取引所(DEX)があり、扱う仮想通貨の種類も取引所によって異なっていて、非常に複雑化しています。

ソース:https://defillama.com/
「DeFiってなに?」という方はこちら

DeFiで資金を動かしていて、
「異なるブロックチェーンに資金を移したいとき、対応したブリッジが分からない」
「ブリッジに対応した通貨じゃないと送金できないが、どの通貨が対応してるか分からない」

こんな悩みありませんか?
例えばPolygonの「USDC」Avalancheの「USDT」にしたい場合とか。

ちなみに、

どのように送金(交換)すればいいか分かりますか?

正解は以下のとおり。

  1. QuickSwapUSDC ➤ USDTスワップスワップ(SWAP)とは、仮想通貨(トークン)を交換する取引のこと。例えばETHを売って、同じ価値のUSDCを買うといった取引を行うことです。サービスによってはExchange(エクスチェンジ)と表示される場合があります。
  2. Multichain(旧Anyswap)でブリッジ(USDT ➤ USDT.e

(※一例です)
これを即答できる人はあまりいないのではないでしょうか。

このように、異なるブロックチェーン間で資金を移すとき、対応しているブリッジがわからなかったり、Swapする通貨も取引所によって対応できない場合があったりします。

「もっと簡単になればいいのに」と思いますよね。

今回は、こんな悩みを解決してくれるプロトコルマルチチェーンアグリゲーター『Rango Exchangeを紹介します。

この記事でわかること

  • Rango Exchangeとは
  • Rango Exchangeの使い方

この記事を読めば『Rango Exchange』の概要と使い方がわかるので、主要なブロックチェーン間の資金移動が簡単になります。ぜひ最後まで読んでみてください。

【画期的】マルチチェーンアグリゲーター『Rango Exchange』の使い方

Rango Exchangeとは


『Rango Exchange』とはDEXとブリッジのためのマルチチェーンプラットフォームに構築されたアグリゲーターです。

2022/04/09現在ベータ版です。不具合などのリスクがあるので、利用する際にはよくご自身で調べてから、少額の資金でテスト送金した上でやるようにしましょう。

「マルチチェーン」は文字どおり多くのブロックチェーンに対応すると言う意味。

「アグリゲーター」は情報収集するという意味の「aggregator」から、自動で最適なブリッジとDEXを選択してくれるという意味になります。

つまり、チェーンをまたいだ複雑かつ多段階のスワップが可能なプロトコルということです。

最適価格でSwapできるDEXを自動で選択してくれるDEXアグリゲーターは『1inch』が有名ですが、この『Rango Excahnge』は自動選択対象をDEXだけでなくブリッジに拡張し、さらにマルチチェーンに対応するすごいプロトコルなのです!

特徴としては

  • 最適な価格:多くのルートを最適化するアグリゲータを集約し、正確に見積り
  • 優れたユーザーエクスペリエンス:1つに統合された直感的なインターフェイスで複数のスワップをより簡単に追跡
  • オールインワン:1つのインターフェイスでSwap、ブリッジすべてに対応

現在は、30以上のブロックチェーン20以上のブリッジやDEX7種類のウォレットをサポートし、最も速く、最も安く、最も安全なルートを見つけることができます。近々Solanaに対応するといいます。楽しみですね。
ソース:Rango monthly Report 10

そしてRangoの最終的なビジョンは、「DEXと暗号通貨全般の橋渡しをするためのプラットフォームとなること」で、今後も対応するチェーン、DEX、ブリッジを増やしていく計画です。とても期待できるプラットフォームですね。

実際使ってみたらとても使いやすく、迷うことなく資金移動ができました。今後確実に利用者が増えていくでしょう。

紹介動画↓

以下、使い方を解説します。

事前準備

必要なものを用意します。

  • MetaMask
  • 送金する仮想通貨
  • 送金元と送金先のブロックチェーンのガス代

MetaMask

仮想通貨ウォレット『MetaMask』は以下の記事を読んで導入してください。

【初心者向き】MetaMaskの使い方|導入方法から注意点まで
仮想通貨ウォレット「MetaMask」とはなにか説明し、実際の画面で導入方法から基本的な使い方までを解説します。さらに、MetaMaskを使う際に注意すべきことも紹介。

送金する仮想通貨

今回、Polygon上に用意した日本円ステーブルコイン『JPYC』を使ってブロックチェーン間で資金を移します。

【2022/04/15追記】
現在RangoでJPYCが使えなくなっています。
QuickSwapなどでMATICやUSDCに交換し、この記事の「JPYC」を「MATIC」「USDC」に読み替えてください。

JPYCは取引所がなくても入手できます。MetaMask作成後、以下の記事を読んで銀行振り込みなどで購入しましょう。

日本円ステーブルコインJPYCとは何か|日本円で買う方法を実際の画面で紹介
JPYCはブロックチェーン技術を使った1JPYC=1円のステーブルコイン。Vプリカギフトに交換してネット決済に使ったり、VプリカギフトをPayPay等の支払いカードに設定して実店舗決済で使えたりできます。この記事ではJPYCとはなにか、JPYCの購入方法をわかりやすく解説します。

もちろんコインチェックなどの取引所で買った仮想通貨でも構いません。

国内取引所の口座がない方は以下の記事を読んで口座を開設し、MetaMaskに送金しておきましょう。

はじめての仮想通貨投資、コインチェックとビットフライヤーどっちにする?|手数料、最低購入金額、積立機能など徹底比較
仮想通貨投資を始めたいけど、どこの取引所がいいかわからないという方に向けて、コインチェックとビットフライヤーを取引通貨の種類、手数料、最低取引額、アプリ、積立購入、取引レート、セキュリティで徹底比較し、どっちがどんな人にオススメなのか解説します。

送金元と送金先のブロックチェーンのガス代

送金元、送金先それぞれのブロックチェーンでガス代となるトークンが必要です。

ガス代がないと処理が途中で止まってしまいますので必ず事前にBinanceなどで購入して送金しておきましょう。

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このリンクで口座を開設すると10%手数料が返ってくるのでお得です!

口座開設方法は👇

【海外取引所が初めての人にオススメ】BINANCE口座開設方法
今後さらに仮想通貨取引が増え、DeFiでの資産運用が常識になってくると、取扱う仮想通貨が少なくDEXとの連携ができない国内取引所では不便です。今後に備え、初めて海外取引所を使う場合にオススメできる「BINANCE」の口座開設方法を紹介します。

Rango Exchangeの使い方

今回は用意したPolygonの『JPYC』をBNB Chain(旧Binance Smart Chain:BSC)の『USDC』として資金を移動する手順を紹介します。

手順は3ステップ

  • ステップ1 Rango Exchangeにウォレットを接続
  • ステップ2 送金元と送金先のチェーン及び通貨を指定
  • ステップ3 各トランザクショントランザクション(Transaction)とは仮想通貨の取引のことで、取引元から受け取った取引の識別値と、取引先のウォレットアドレスなどのデータに所有者の秘密鍵で電子署名したもの。をMetaMaskで承認

ステップ1 Rango Exchangeにウォレットを接続

  • ステップ1 Rango Exchangeにウォレットを接続
  • ステップ2 送金元と送金先のチェーン及び通貨を指定
  • ステップ3 各トランザクションをMetaMaskで承認

https://app.rango.exchange/swap/にアクセスし、まず同種のWeb3.0アプリと同じようにウォレットを接続します。

Connect Wallet

MetaMaskを選択

次へ接続

ステップ2 送金元と送金先のチェーン及び通貨を指定

  • ステップ1 Rango Exchangeにウォレットを接続
  • ステップ2 送金元と送金先のチェーン及び通貨を指定
  • ステップ3 各トランザクションをMetaMaskで承認

ウォレットの接続ができたら、移す元のブロックチェーンと通貨、移す先のブロックチェーンと目的とする通貨を指定します。

①You payに所有しているPolygonのJPYC
You recieveに資金の行き先BNB ChainのUSDCを選択し ➤ Swap

※最初は「JPYC」が有効になっていないのでトークンのインポートが必要です。

②数量、チェーン、通貨を確認しConfirm swap!

これで処理が始まります。

ステップ3 各トランザクションをMetaMaskで承認

  • ステップ1 Rango Exchangeにウォレットを接続
  • ステップ2 送金元と送金先のチェーン及び通貨を指定
  • ステップ3 各トランザクションをMetaMaskで承認

①処理が始まって最初に、JPYCのアクセス権限を与えますか?と聞かれるので確認

これは、Rangoのスマートコントラクトスマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で、あらかじめ設定されたルールどおりに取引(トランザクション)などを実行するプログラムのこと。 例えば仮想通貨のスワップを行うスマートコントラクトでは、ユーザーがある通貨を送ると目的の通貨をユーザーに返す取引を自動実行します。に「JPYC」を扱う許可を与える「Approve」という手続き。

「Approve」については以下の記事で詳しく解説しています。

Revoke(承認取り消し)のやり方|DeFiでのリスク回避に必要なこと
DeFiでトークンをスワップしたりする際にDEXなどのコントラクトに与えるApprove(トークンを扱う権限の承認)。悪意のあるコントラクトにApproveしてしまうと資金を盗まれることも。この記事ではApproveを取り消すRevokeのやり方を解説します。

②処理中は処理全体の流れが表示され、現在どこの処理をしているのか分かるようになっています。

画面はPolygon上のDEXアグリゲーター「1inch」でJPYCのApproveが完了し、USDCへのSwap前という状態を示しています。とても分かりやすいですね。

③処理が進むとMetaMaskでUSDCにSwapするトランザクションの確認画面が出るので ➤ 確認

④Swapが完了するとチェックマークが入り、cBridgeでPolygon ➤ BSCの処理が始まります。

⑤次はUSDCへのアクセス権限を与えるかどうか聞かれるので ➤ 確認

⑥USDCのApproveが済むとブリッジ処理が始まります。

⑦途中、ブリッジのスマートコントラクトに処理を許可するかどうかの確認がでるのでMetaMaskで確認

少しPolygonネットワークが混んでいたので60分ほどかかりましたが、BSCまで到達したと表示がでました。

MetaMaskのネットワークをBNB Chainに切り替えてUSDCの残高を確認して完了。

まとめ

いかがでしたか?

マルチチェーンアグリケーター『Rango Exchange』の概要と使い方を紹介しました。

『Rango Exchange』は多くのブロックチェーンに対応したブリッジとDEXのアグリケーターで、複雑かつ多段階のSwapが可能なプロトコル。

画面で紹介したように資金を移すルートの全体像や使用するDEX、ブリッジとともに、進捗状況が分かりやすく表示されるので、とても分かりやすいです。

初めてブロックチェーン間のブリッジをする際にも迷う事なく実行できるので、是非使ってみてください。

2022/04/09現在ベータ版です。不具合などのリスクがあるので、利用する際にはよくご自身で調べてから、少額の資金でテスト送金した上でやるようにしましょう。

以上です。
参考になればうれしいです。

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