DeFiに関して、当ブログではセキュリティの観点からPCでの利用を推奨してきました。
しかし最近はスマートフォンのセキュリティも向上し、MetaMaskやPhantomウォレットのスマホアプリもリリースされ、国内仮想通貨取引所のスマートフォンアプリで仮想通貨を売買する人も増えています。
そして、
「PCを持っていないけどDeFiをやってみたい!」
「スマートフォンで気軽にDeFiができたらいいな」
という声をよく聞くようになりました。
そこで今回は、スマートフォンで簡単かつ安全に使えるウォレットアプリ『SafePal』を紹介します。
この記事でわかること
- 『SafePal』とは
- 『SafePal』の始め方と入金方法
【スマホでDeFi】仮想通貨ウォレット『SafePal』の使い方
『SafePal』とは
『SafePal』は多くの仮想通貨の保管、購入、管理、スワップ、トレードを可能にするスマートフォンアプリです。
特徴としては
- いろんな仮想通貨ウォレットを一元管理可能
- ウォレットの作成・インポートが簡単
- 仮想通貨の購入、スワップ、トレードが簡単
- お気に入りのDAppにアクセス可能
- 利用に本人確認が不要
いろんな仮想通貨ウォレットを一元管理可能
ハードウェアウォレット、ソフトウェアウォレットなどをSafePalひとつで管理可能で、資金を複数のウォレットに保管することで、シード漏れのリスクを軽減できます。
また、例えば今話題のSTEPNのウォレットをインポートすれば、『1Sol(DEXアグリゲーター情報収集するという意味の「aggregator」から、自動で最適なDEXを選択してくれるプロトコルのこと。)』や『Raydium(DEX)』、『Mercurial(DEX)』などの外部アプリが使えるので、アプリ内でトレードができない場合に助かります。
この方法はまた別の記事で紹介できればと考えています。
ウォレットの作成・インポートが簡単、仮想通貨の購入、スワップ、トレードが簡単
既存ウォレットのインポートも簡単で、アプリ内であらゆる仮想通貨の購入やスワップが可能です。
アプリ内の仮想通貨購入はPayにも対応(手数料がかかります)。
スワップ機能では、例えばPolygonの$MATICをSolanaの$SOLに交換する※など、ブリッジのようなことが可能。
※記事を書いた2022/05/22〜2022/05/26までメンテナンス中でした。たまにメンテナンスが入るので確認が必要だったりしますが・・・
お気に入りのDAppにアクセス可能
さらにDApp機能も搭載し、さまざまなDeFiプロトコルがアプリ内で使用可能。
【Ertherium】 | 【BSC】 | 【Solana】 | 【Polygon】 |
1inch Uniswap SushiSwap Compound Curve Aave Balancer |
PancakeSwap 1inch Biswap AnySwap |
1Sol Raydium Orca Mercurial |
QuickSwap Balancer Aave Dfyn |
などなど書ききれません。
アプリ画面下真ん中のタブをタップして確認できます。
利用に本人確認が不要
『SafePal』はウォレット管理アプリなので本人確認なしで使えます。
本人確認なしということは、例えば未成年で国内仮想通貨取引所に口座を開設できない人も、銀行口座さえあればJPYCを購入してウォレットに入金できるということです。
そしてDAppを使って仮想通貨取引やDeFi運用を始めることができます。
『SafePal』の始め方
では実際に使ってみましょう。
この記事ではiPhoneを使った始め方を解説します。
- 仮想通貨取引所(国内・海外)
国内仮想通貨取引所は以下の記事を読んで開設しましょう。

海外取引所はBinanceがオススメ

手順は4ステップ。
- ステップ1 アプリをインストール
- ステップ2 ウォレットを作成
- ステップ3 FaceIDを設定
- ステップ4 入金する
ステップ1 アプリをインストール
- ステップ1 アプリをインストール
- ステップ2 ウォレットを作成
- ステップ3 FaceIDを設定
- ステップ4 入金する
公式サイトにアクセスするか以下のリンクからダウンロードします。
ステップ2 ウォレットを作成
- ステップ1 アプリをインストール
- ステップ2 ウォレットを作成
- ステップ3 FaceIDを設定
- ステップ4 入金する
SafePalはすでに使っているMetaMaskなどのウォレットをインポートすることができますが、今回は新規にウォレットを作成します。
①まずはアカウントを作成します。
アプリを起動後、ウォレット作成画面で
ソフトウェアウォレット ➤ 次
②パスワードを設定します。パターン設定もありますがスキップ可能です。
次はウォレットを作成します。
③ソフトウェアウォレット作成画面で
ウォレットを作成をタップ ➤ ②で設定したパスワードを入力 ➤ 確認する
④分かりやすいウォレットの名前を入力し、完了をタップすると使えるようになるのですが、スマホの不具合や機種変更に備え、ニーモニックフレーズのバックアップをしておきましょう。
⑤フレーズのバックアップをタップして表示される注意事項を確認します。
このニーモニックフレーズが唯一ウォレットの管理者を証明するものなので、
- 間違わないようメモしてください。
- 決して他人に教えてはいけません。
忘れたり、他人に知られるとウォレットを失うので厳重に管理してください。
⑥最初に12個のフレーズ(英単語)が表示されるので正しくメモしてから次をタップ ➤ 表示されたフレーズを順番にタップしていきます。
全て正しく配置できたら ➤ 次をタップ
「ニーモニックフレーズはバックアップされました!」と表示されればOK
ステップ3 FaceIDを設定
- ステップ1 アプリをインストール
- ステップ2 ウォレットを作成
- ステップ3 FaceIDを設定
- ステップ4 入金する
スマートフォンを誰かに触られても大丈夫なようにアプリをFaceIDでロックしましょう。
セキュリティ対策は重要です。
①ウォレットタブ画面の右上マークをタップして設定 ➤ セキュリティ設定
②FaceID ➤ ログイン確認、取引確認でそれぞれオンにします。
ステップ4 入金する
- ステップ1 アプリをインストール
- ステップ2 ウォレットを作成
- ステップ3 FaceIDを設定
- ステップ4 入金する
以下の手順でSafePalに入金します。
- 手順1 国内仮想通貨取引所で$BTCを購入
- 手順2 海外取引所Binanceに$BTCを送金
- 手順3 Binanceで$BTC ➤ $BNBにトレード
- 手順4 BinanceからSafePalに$BNBを入金
手順1〜手順3は以下の記事を参考にしてください。

①まずSafePalアプリのウォレット画面で
BNB(BEP20)をタップ ➤ 受け取るをタップ
②注意事項「BEP2及びERC20トークンをこのBEP20に送らないでください。テスト用で最初は少量を送ることをお勧めします。」と出ます。
それぞれ規格が異なり、チェーンをまたぐ送受金はできないので注意しましょう。
③次はBinanceアプリのウォレット画面で
BNBを選択 ➤ 出金をタップ
⑤最初はアドレスの登録が必要です。
新しいアドレスをタップ ➤ 必要事項を入力して保存する
通貨 | BNB |
アドレス | SafePalでコピーしたアドレスを貼り付け |
ネットワーク | BNB Smart Chain (BEP20) |
アドレスの由来 | Wallet – Safepal |
ウォレットラベル(オプション) | 分かりやすい名前をつけます。例)SafePal(BEP20) – BNB |
ホワイトリストに追加 | を入れましょう |
⑥④の画面に戻り仮想通貨ネットワーク経由で送信 ➤ アドレス欄をタップして先ほど登録したアドレスを選択 ➤ 確認
⑦送金額を入力して出金 ➤ 内容が良ければ確認をタップして完了です。
⑧出金の進捗状況は下記の方法で確認できます。
ウォレット画面右上の ➤ 直近の出金をタップ ➤ 「Completed」になってればOK
これでSafePalが使えるようになりました。
DeFiプロトコルなどのDAppの使い方はまた別記事で紹介したいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
スマホでDeFi運用を可能にするアプリ『SafePal』を紹介しました。
特徴をおさらいします。
- いろんな仮想通貨ウォレットを一元管理可能
- ウォレットの作成・インポートが簡単
- 仮想通貨の購入、スワップ、トレードが簡単
- お気に入りのDAppにアクセス可能
- 利用に本人確認が不要
今回新規にウォレットを作成し、海外取引所Binanceから$BNBを入金してみました。
直感的でとても使いやすいことが分かり、正直驚きました。
このアプリを使えばPCを持っていなくてもDeFi運用が始められます。
また、既にPCでDeFiをやっている人も既存のウォレットをSafePalにインポートすれば、PCでやっていた作業をスマートフォンで簡単にできます。
スマートフォンをよく落としたり、よく無くす人にはオススメできませんが、いつでもどこでもDeFi運用ができる『SafePal』はかなりオススメです!
以上です。
参考になればうれしいです。