Wi-Fiと赤外線通信を搭載し、エアコンやテレビなどの家電をスマートフォンで操作できるスマートリモコン。
温度センサーなどを搭載し、例えば室温が30度を越えたら自動的にスイッチをONにするといった動作が可能な製品もあります。
Wi-Fiを介してインターネットに接続し、外出時に家のエアコンを操作したり、Amazon AlexaやGoogle Home、Apple HomePodなどのスマートスピーカーと連携させれば音声による操作も可能です。
最近スマートスピーカーに対応する家電も出てきていますが、すでに使っている家電をすべて買い換えるわけにはいきませんので、今使っている家電を音声で操作したり、温度によって自動化したりするためには、スマートリモコンが必要です。
というわけで、我が家では、さまざまなレビューや機能を比較した上で、もっとも評価の高い「Nature Remo mini 2」5,380円(2021/07/31時点)を購入しました。
今回はこの「Nature Remo mini 2」の概要、開封からセッティング、実際の使い方、良い点・悪い点についてレビューします。
【レビュー】スマートリモコン「Nature Remo mini 2」
「Nature Remo mini 2」の概要
「Nature Remo mini 2」の機能
主な機能は以下のとおり。
- 複数の家電をスマートフォンから操作できる進化したリモコン
- Wi-Fi接続により外出時にも室温のモニタリング、家電操作ができる
- スマートスピーカーと連携して声で家電操作ができる
- 温度やタイマー、位置情報により家電を自動で操作できる
- 電池式ではないため電池切れによる交換が不要
「Nature Remo mini 2」の仕組
図のようにスマートフォンなどとインターネットを介してつながり、家電を一括して操作できる仕組です。
引用元:公式ホームページ
「Nature Remo mini 2」のスペック
対応家電 | エアコン、テレビ、照明等の赤外線リモコン付き家電 |
センサー | 温度 |
オートメーション | GPS、曜日・時間、温度 |
通信 |
無線LAN IEEE 802.11 b/g/n(※2.4GHzのみ)、赤外線、 Bluetooth LE(セットアップ時のみ) |
サイズ | 58 x 58 x 16mm |
重さ | 23g |
対応OS | iOS 12.0以降、Android 6.0以降 |
価格 | 定価5,980円 |
開封からセットアップまで
開封
本体は非常にコンパクト。
サイズは58 x 58 x 16mm。
下から見た写真。
ステータスを表示するLEDケーブルの差し込み口があります。
セットアップ
①まず「Nature Remo」アプリをインストールします。
②アカウントを作る ➤ 利用規約・プライバシーポリシーに同意して次へ
③メールアドレス・名前を入力して次へ
④送られてきたメールを開いてログイン ➤ ”Nature Remo”で開く
⑤日本を選択して次へ ➤ Nature Remo mini 第2世代を選択します。
⑥本体の電源を入れるためにコンセントに繋いだUSBケーブルを挿します。
⑦iPhoneでBluetooth接続を許可すると「デバイスが見つかりました」と表示されるので次へ
⑧家のWi-Fiを選択してパスワードを入力します。
⑨本体のLEDランプが紫色に光ってセットアップが始まります。本体のファームウェアの更新が終わるとLEDランプが黄色に光ってアカウントに登録されます。
⑩本体の名前をつけて保存をタップするとセットアップ完了です。
家電の登録
①Nature Remoで操作する家電を登録します。
左下のコントロールをタップしてコントロールの右にあるをタップ
②種類を選びます。まずはエアコンを選択
③赤外線信号の受信待ち状態になるので、Remo本体に向かってエアコンのリモコンから赤外線信号を送ります。リモコンがない場合はリモコンがないときをタップして型番から選択することも可能です。
④主要メーカーであれば自動で認識するので、電源ボタンで動作確認をします。あらかじめ登録された機種を選択するのではなく、自動認識なのでとても楽ちんです。
なお、対応エアコンは公式ホームページ – プリセット家電一覧で確認できます。
⑤アプリの電源ボタンをタップして正常に電源操作ができたら動きますをタップ
⑥アイコンと名前を決めて保存をタップ ➤ 室温と操作ボタンが表示され、操作が可能になっています。左上の下矢印をタップして完了です。
⑦テレビも追加します。コントロール画面のから新しい家電を追加する ➤ テレビを選択
⑧エアコンと同じようにテレビのリモコンから赤外線信号時を送って認識させます。
エアコン同様、対応メーカーは公式ホームページ – プリセット家電一覧で確認できます。
⑨電源ボタンを押して正常に電源操作ができたら動きますをタップ
あとはエアコンと同じようにアイコンと名前を決めて保存。左上の下矢印をタップして完了です。
Amazon Alexaとの連携
次はスマートスピーカー(Amazon Alexa)との連携です。
①右下の設定をタップして音声アシスタントの「Amazon Alexa」を選択
②セットアップをタップ ➤ Amazonアカウントにログインしてアクセスを許可します。
③これで完了。声による操作方法は公式ホームページ – ヘルプセンター – Amazon Echoからどんな操作ができるのか?で確認できます。
【使用例】を紹介します。
- 「アレクサ、エアコン(登録した名前)をつけて」でエアコンをON
- 「アレクサ、エアコン(登録した名前)を冷房(暖房等)にして」で冷房(暖房等)に
- 「アレクサ、テレビ(登録した名前)をつけて」でテレビをON
- 「アレクサ、テレビ(登録した名前)のチャンネルを1にして」でチャンネルを1に
いろいろできます。
温度センサーによる自動化機能
「Nature Remo mini 2」には温度センサーがついていて、「室温が30度を超えたらエアコンをつける」といったことが可能です。
①真ん中下のオートメーション(時計みたいなマーク)をタップしてオートメーションを追加をタップ
②無名のオートメーション ➤ 名前を入力して保存
③トリガーを選ぶで暑いを選択 ➤ トリガーとなる温度を選択して保存
④操作の追加 ➤ 家電を追加する ➤ エアコンを選び、設定温度や動作を指定して保存
⑤外出時等で動作を確認したい場合は通知をオンにします。
日時をタップすると自動操作を有効にする曜日や時間帯を指定することもできます。右上の保存をタップして完了。
動作すると以下のような通知が来ます。
位置情報による自動化機能
Nature Remoは位置情報による家電の自動操作、例えば「帰宅時、家に近づいたらエアコンをつける」といったことが可能です。
①真ん中下のオートメーション(時計みたいなマーク)をタップしてオートメーションを追加をタップ
②無名のオートメーション ➤ 名前を入力して保存
③トリガーを選ぶで到着を選択 ➤ 地図が表示されるので、自宅を中心に合わせて、到達までの距離を地図を2本指で拡大縮小するかで調整します。100m単位で調整可能。保存をタップします。
④操作の追加 ➤ 家電を追加する ➤ エアコンを選び、設定温度や動作を指定して保存
⑤外出時等で動作を確認したい場合は通知をオンにします。
日時をタップすると自動操作を有効にする曜日や時間帯を指定することもできます。右上の保存をタップして完了
良い点・悪い点などまとめ
【使ってみた感想】
この「Nature Remo mini 2」はセットアップが非常に簡単で、家電をリモコン信号の自動認識で追加できる機能やスマートスピーカーとの連携も簡単なところが良かったポイントです。本体・アプリのデザインがシンプルで使いやすいのも◎。
特に買って良かったと思えた具体的なシーンは以下のとおりです。
- 家事をしていてテレビが見たい時に音声でテレビをつける(チャンネル変更も音声でできます)
- リモコンがどこにあるかわからない時で、音声でエアコン・テレビの操作ができる
- 読書や何か作業をしていて部屋が暑くなってきた時に音声でエアコンをつける
とにかく「Nature Remo mini 2」を使いだしてからは元の生活には戻れないほど便利です。オススメです。
まとめます。
- コンパクトでシンプルなデザイン
- 家電の自動登録が可能
- スマートスピーカーとの連携もスムーズ
- 温度・位置情報・タイマーによる自動化が可能
- センサーが温度センサーしかない
この「Nature Remo mini 2」には温度センサーしかないので、もっと高度な使い方がしたい方は、湿度・照度・人感センサー搭載の上位機種「Nature Remo 3」9,880円が選択肢になってくるので、参考にAmazonにある比較表を掲載します。
もっと詳しく見たい方は公式ホームページ – Nature Remoを比較するを見てください。
以上です。
参考になればうれしいです。