先日Appleの開発者向けイベントWWDC21で発表されたiOS15では、さまざまなアップデートが予定されています。
正式リリースは2021年秋ごろの予定ですが、個人的に注目する新機能ベスト3+7選を紹介します。

iOS15新機能のプレビューはこちら
Apple iOS 15 preview
画像ソース:
https://www.apple.com/ios/ios-15-preview/
正式リリース時期はいつ?
WWDC21ではiOS 15の正式リリースは「今秋」と発表されていますが、アプリ開発者向けのベータ版はすでに配信済みとなっています。
気になる一般向けパブリックベータ版は7月初旬に配信される見通しです。
iOS15の注目すべき新機能ベスト3
iOS15の特に注目すべき新機能ベスト3を選んでみました。
- 第3位 メモアプリのアップデート
- 第2位 Safariの新しいタブバー
- 第1位 FaceTimeのアップデート
第3位 メモアプリのアップデート
タグを使った整理や、共有編集機能が追加されます。
私は日常的にメモを使うのでアップデートが楽しみです。
第2位 Safariの新しいタブバー
画面スペースを広く使えるようにタブバーが新しくデザインされました。
スクロールや探索の邪魔にならないし、簡単に手が届く画面の下に配置されているので、親指だけでタブの移動や切り替えができるように。
これは便利そう!
第1位 FaceTimeのアップデート
SharePlay
FaceTimeで会話しながら、テレビ番組や映画を見たり、音楽を聴いたりできます。
コロナ禍で会えない友人や家族との楽しみが増えそうです。
グリッドビュー
Zoomのように会話に参加している人が同じサイズのサムネイルで表示され、発言者はハイライトされます。
使い勝手によってはZoom不要になるかもです。
ボイスアイソレーション
バックグラウンドノイズを最小限に抑えて、声を聞き取りやすくします。
Zoomで相手の声が聞き取りにくいことがよくあるので、これはうれしい機能。
FaceTimeリンク
固有リンクでFaceTimeの通話を共有できます。
会議予約のように予定として共有することも可能。
さらにマルチプラットフォーム対応となり、家族や友人がWindowsやAndroidを使っていても会話が可能に。
これもZoom不要になるかも機能です。
ランク外の注目機能7選
記事を書く前はベスト3だけに厳選しようと思ったけど、絞りきれませんでした。
ランク外の注目機能7選は次のとおり。
- フォーカスモード(Focus)と通知機能の再設計
- メッセージのアップデート
- ライブテキスト(Live Text)と写真検索機能
- Spotlightのアップデート
- 写真アプリのアップデート
- Healthアプリのアップデート
- プライバシーの強化
フォーカスモード(Focus)と通知機能の再設計
フォーカスモード
ドライブや、運動、ゲーム、読書などシーンに合わせた必要な通知のみを許可するモード(フォーカスというらしい)を選ぶことができます。
もちろん自分だけのフォーカスを作成することも可能。
また、その状態がメッセージ上で相手に表示されるので、邪魔されたくない場合などはとても有効です。
通知機能の再設計
通知の連絡先アイコンが大きく見やすくなります。
毎日の通知をまとめたサマリーは、最も関連性の高い通知が上位に表示されるので、通知が多い人は助かりますね。
メッセージのアップデート
あなたと共有
日本語名、これで合ってるのかな?
メッセージで共有された写真やコンテンツは、対応するアプリの「あなたと共有」に表示されます。
対応アプリは写真、Safari、Apple News、Apple Music、Apple Podcasts、Apple TVアプリ。
「誰かに送ってもらったあれ、どこだっけ?」という場合に使えそう。
フォトコレクション
メッセージで共有された複数の写真はコラージュやスタックとして表示され、スワイプ等で見ることができます。
簡単に保存することも可能になって写真の共有が楽しくなりそうです。
ライブテキスト(Live Text)と写真検索機能
ライブテキスト
写真内の文字を認識して検索したり、数字を読み取って電話をかけたりできます。
残念ながら日本語には対応していませんが、数字は読み取れそうです。
アップデートに期待しましょう。
写真検索機能
写真内で認識したオブジェクト(アートやランドマーク、自然、本、ペットやシーンなど)の情報を得ることができます。
さらに、それをタップして詳しい情報を表示することも可能に。
Spotlightのアップデート
検索結果がアーティスト、エンターテイナー、テレビ番組、映画、連絡先などから表示され、より多くの情報を網羅的に確認できるように。
写真やライブテキストからも結果が表示されるようです。
写真アプリのアップデート
GoProのQuikのように写真や動画がいい感じに編集される新しいメモリーズミックスは、雰囲気に合わせて外観をカスタマイズでき、Apple Musicにある数千万の曲も利用可能。
共有機能のアップデートと併せて楽しめそう。
Healthアプリのアップデート
iPhoneやApple Watchから取得したアクティビティや心拍数のデータ、健康情報の変化などの大切な健康情報を整理し、身近な人や医師とデータを共有できるように。
共有している身近な人の健康情報に関する通知機能もあるので、見守りサービスのように離れて暮らす親の健康状態などが把握できて安心です。
さらに歩行の安定性や転倒リスクの評価、健康状態の変化がわかるトレンド分析などの機能も追加。
プライバシーの強化
アプリのプライバシーレポート
許可した権限をどのアプリケーションがどのように使っているか、レポートとしてまとめて確認できます。
最近Appleが力を入れているプライバシー機能の強化ですね。
Siriのアップデート
Siriへのリクエストはデバイス上で処理され、インターネットに接続していなくても動作します。
また、高速化が図られているとのこと。
以上です。
注目すべき新機能まとめ、どうでしたか?
大変楽しみですね。
早く試したい!けどアプリ開発者でないという方は、とにかく7月初旬のパブリックベータ版の配布を待ちましょう。